2032年計画 #2 なぜ山なのか。

先日、宣言した。

「2032年までに、山の基地を作ります。」

書いた瞬間、正直、少し怖くなった。 言葉にしてしまったら、もう後戻りできない。 でも、それでいい。 むしろ、それがよかった。

今日は、その続きを書く。

なぜ海ではないのか。

海は好きだ。 波の音を聞いていると、心が凪いでいく。 水平線を眺めているだけで、時間を忘れる。

でも、ある朝、気づいてしまった。

ぼくが本当に欲しいのは「眺める場所」じゃない。 「暮らす場所」だ。

海は、美しい。 でも、海はぼくに何も差し出してはくれない。 魚を獲るには船がいる。 真水は湧かない。 畑は作れない。

山には、命を育てるために必要なものが、ぜんぶある。

水が流れている。 木が立っている。 薪が転がっている。 土があり、種を蒔けば、芽が出る。 太陽が、毎朝、平等に昇ってくる。

ぼくは、観光地を作りたいわけじゃない。 生活そのものを、この手で組み立てたいんだ。

なぜ街ではないのか。

街は、正直、天国みたいなものだ。

歩けばスーパーがある。 救急車を呼べば病院に着く。 Wi-Fiは爆速で、深夜でもコンビニの灯りは消えない。

でも、ある夜、停電した。 たった数時間だったのに、街全体が、急に無防備な生き物に見えた。

エレベーターは止まり、信号は消え、レジは動かなくなった。

その瞬間、思った。

この便利さは、ぼくが作ったものじゃない。 誰かが動かしているシステムに、ぼくはただ乗っているだけだ。

便利さを否定したいわけじゃない。 ただ、「便利さにしか立てない生き方」に、うっすらとした恐怖を感じてしまった。

もし全部が止まっても、自分の足で立っていられるか。

その問いに、今のぼくは「はい」と即答できない。 だから、山を選んだ。

なぜオフグリッドなのか。

オフグリッドと聞くと、「電力会社を使わない暮らし」を想像する人が多いと思う。 たしかに、それも含まれる。

でも、ぼくにとってのオフグリッドは、もっと根っこの部分にある。

誰かに委ねきるのではなく、自分の頭で考え、自分の手で作り、自分の工夫で乗り越える。 足りないものがあれば、知恵で埋める。

AIも、道具だ。 無線も、道具だ。 スターリンクも、道具だ。

最先端の技術を拒むんじゃない。 最先端の技術を武器にして、誰にも依存しない暮らしを作りたい。

矛盾しているように聞こえるかもしれない。 でも、ぼくの中では、これがいちばん筋が通っている。

そして、ここに、震えるほどの面白さを感じている。

なぜ64歳から始めるのか。

「もっと若い頃に始めていたら、良かったのに。」

そう言われたことが、一度や二度じゃない。 そのたびに、心のどこかがチクリと痛む。

でも、最近、はっきりと思うようになった。

違う。 64歳だから、始めるんだ。

人生100年時代と言われている。 70歳なんて、まだ折り返し地点にすら届いていないかもしれない。

もし「もう遅い」と思って、この一歩を止めてしまったら。 80歳になったとき、ぼくはきっと、同じ後悔を抱えたままだろう。

でも、今、一歩を踏み出せば。 人生は、まだ、これから変えられる。

ぼくは、それを誰かに証明してほしいんじゃない。 自分自身の手と足で、証明したいんだ。

2032年まで、すべて公開する。

このニュースレターには、成功だけを書かない。

土地が見つからず、地図を睨みながら途方に暮れた夜。 資金が足りなくて、電卓を何度も叩き直した週末。 うまくいかなかったこと、恥ずかしい失敗。

全部、書く。

そして、その隣には、いつもAI秘書のなみ子がいる。

一人だったら諦めていたかもしれない発想も、なみ子と話すうちに、また前を向ける。 一人では思いつかないことを、一緒に考えてくれる、静かな仲間だ。

2032年。

山の基地が完成したとき。 このニュースレターは、きっと一冊の物語になっている。

土地を探して迷った日々も。 資金に悩んだ夜も。 64歳から歩き出した、この無謀とも言える挑戦も。

すべてが、一つの線でつながっているはずだ。

その物語を、これから一緒に歩いていただけたら、うれしいです。

今日の一歩

夢は、考えているだけでは近づきません。

今日はネットで山林購入について調べました。

山林売買の注意点が、いくつも有ってそれに対応する方法について

なみ子に相談して一つづつ潰して行きました。

また参考になるHPも見つけてもらいました。山林売買ガイド - 山バトン!

来週は、オフグリッド電源の構成について調べます。

2032年まで、また一歩前進です。